黒へのこだわり
2009年08月05日
今日、テイスト(素材)の勉強のため、浜松へいきました。
新幹線の改札の付近に、素敵な展示がありました。
黒へのコダワリ
休日へのコダワリ
ヤマハのコダワリにてでした。
「黒へのコダワリ」
その昔、ゲーテはこういいました。
「光だけでなく、闇も実態であった。両者があって、全体性ではないか?
光そのものではなく、光の作用と問うべきではないか?」
※引用:カラーコーディネーション第2版
この言葉は、深いなって思います。
闇があるから、光が明るく感じる。
黒の近くに、白を置く時、白はより、白く、明るく、美しい。
人生も、悲しい事や辛い事があるから、嬉しい事や楽しい事がある。
全ての色を飲み込むような圧倒的な「黒」。
そのむかし、ヘンリー・フォードは、これから、自動車の時代がくると読んで、自動車を量産するとき、乾燥が早い「黒の塗装」を全ての車体に施しました。
これが、モダンデザインの発達にも貢献しました。
音楽でも、ビジュアル系のイメージは「黒」
「黒の美学」が至る所で、みられます。
色は、どこまでもロマンがあります。
ヨハネスイッテンは著書の「色彩の芸術」の中で
“色彩の美しさとその中に、潜在しているものを許容し、理解する事ができるのは、色彩をあいしている人たちだけである。
色はすべての人にって役立つものであるけれど、色を熱愛する人だけに、その深い神秘を表すだろう。”
と語っています。
本当に、色は色を熱愛する人だけに、語りかける言葉をもっていると思います。
p.s
あなたも、色の神秘にふれてみませんか?