視線を釘付けにする犯罪心理とは…
2008年03月04日
今日、ニュースで、連続コンビ二強盗を防犯カメラが捉えた映像がながされていました。
そして、この強盗には、ある特徴が…。
それは、大きな犬の顔(着ぐるみのような布地でできた犬の顔型の帽子)の帽子ををかぶっているのです。
なぜか?
なぜだとおもいますか?
そんな目立つ犬の帽子を冠るなんて、印象に残りまくりじゃん!って思いませんか?
そう、通常の帽子店には出回っていないらしいです。(テレビ局の人が帽子の問屋さんに取材していた)
どうも、泥棒さんの手作りみたいです…。
目立ってはいけない強盗。通常は黒の目指し帽とか、普通の帽子を深く冠ってマスクとかといったスタイルがおおいですよね。
なのに、なぜ、目立つ犬の帽子なのか?
これは、アメリカでも取り上げられた犯罪心理なのですが、
例えば、強盗に入られた店員は、その危機的な状況で、相手が特徴的なスタイル(この場合犬の帽子)をしていると、その部分に視線が釘づけになります。
その、結果なにが起こるのか?
そう、その帽子に目を奪われて、犯人の顔自体をよく覚えていないのです。
これは、アメリカでも、犯罪者がわざと、目の上に大きなガーゼーを貼付け、視線をガーゼに集中させることで、自分の人相がわからないようにするという悪質な強盗犯もいると報道されていました。
目を向けてほしくない部分があるから、他を目立たせて注意を集める。
これって、マジックとかでもいっしょですよね。
こんな悪質な使い方はダメですが、人は本当に視覚情報に影響されています。
人は、87%以上を視覚からの情報にたよっている。
だから、視界がある情報を捉えるとその他の情報は奪われる。
昔は、体臭でも他人を見分けられたといわれていますが、現代的な生活の中で臭覚は退化し、視覚が優勢になってきました。
だから、日常生活でも視界からの戦略が大切だったりします。
視界を制すと、できるビジネスマンとして第一印象を制することも、自分の魅力を最大に引き出し美しくなることもできます。
そして、接客等のお仕事をしている人は、お客様に喜ばれる提案ができます。
そんな、視界(カラー)について知りたい方は