心の静め方(心理的アプローチ編)
2019年07月07日
目次
- 怒りは第二感情。第一感情は?
- お天気はコントロールできない。人は?
- リフレームで意味付けを変える
- 出来事は無色透明、感情は価値観から生まれる
- 光と影の関係を考える
怒りは第二感情。第一感情は?
昨日の記事に続き、心の静め方について違う方法もご紹介します。
よく心理学では言われることですが、「怒り」は第二感情です。では第一は何か?
第一感情は「期待」です。怒りが湧いてきたり、悲しくなったりするのは全て期待が裏切られるからです。つまり自分の思い通りにならなかったから嫌な気持ちになります。
お天気はコントロールできない。人は?
例えば、お天気が雨だったから、晴れだったからと激怒したり、悲嘆にくれる人は少ないのではないでしょうか?なぜでしょう?
お天気は自分でコントロールできないことを知っているからです。
でも、人に対してはどうでしょうか?イライラしたり、ガッカリしたりしていませんか?
それは、無意識に人は自分の期待に応えてくれる=コントロールできると思っているからではないでしょうか?
お天気と同じで他人はコントロール不能なものと理解しておくことで、気持ちが静まることも多々あります。
リフレームで意味付けを変える
もう一つ心の静め方は、NLPでいうリフレームというものです。これは枠組みを取り替えるという意味合いです。簡単に言えば自分の受け止め方を変えるというものです。認知行動療法も同じことですが
出来事A→自分の価値観(受け止め方)B→感情C
という流れで、感情は生まれます。そこで
A失業する→B働かないない人間はダメ人間と思う→C落ち込む
を
A失業する→B天職を見つけるチャンスだと思う→C喜ぶ
と受け止め方を変えると落ち込みません。
出来事は無色透明、感情は価値観から生まれる
私たちは出来事によって落ち込んだり、悲しんだり、怒ったりすると思いがちですが、出来事があなたを悲しませることはできません。自分の価値観、受け止め方があなたを悲しませたりするのです。
だから、出来事に対してよい意味づけをするリフレームを活用することも心を鎮めるのには有効です。嫌な気持ちになったら、自分はどんな価値観を持っているからこの感情が生まれたんだろう?どう変えればいい感情になるのか?を考えるようにしてください。
光と影の関係を考える
もう一つ、光と影を意識するというのオススメです。
これは過去のメルマガのマイケルジャクソンの話でも紹介したものです。
私たちは、実は光と影の両方を常に同時に手にしています。
例えば、結婚して伴侶をもつという幸福は光、反面、一人で気楽に自由を満喫はできなくなります。これは言ってみれば影です。
子供を持つという光を手に入れたら、もしその子供が重い病にかかったらきっとご両親は悲しみます。病気になったことが影だとすれば、これはその瞬間生まれたものではなく、最愛の子供を授かった時から始まっています。
だから、あなたがイラッとした時、これはどんな光の裏返しでできた影なのか考えてみてください。先ほどの結婚の話なら、自由がないと闇を嘆くのではなく、新たな家族を持った光を手に入れたからこその影だと思って光を意識することで心を静めてみてはいかがでしょうか?
P.S.あなたはいつも光と影を同時に手に入れています。