「NO」をスマートに伝える方法とは?
2008年04月12日
「NO」をスマートに伝える方法とは?
なんでしょうか?
今日は、アサーティブトレーニングに参加してきました!
アサーション=自己主張です。
でも、これは、自分の主張をガンガン押し付けて、相手の主張を却下することではありません。
相手も自分も大切にしながら、自分を表現することです。
例えば、あなたが、相手に何かお願いしたいことがある時や、お断りNOと言うとき、または部下に注意をしなければならない時、あなたは上手に相手に自分の気持ちを表現できていますか?
なかなか難しい…。って思っている人も多いのではないでしょうか?
例えば、相手に想いを伝えるときに、
ドラえもん的は配役でパターン分けすると、
1.ついつい攻撃的に相手に自分の主張をしてしまう人。ジャイアンタイプ
2.堪え難きを耐え、忍びがたきを忍び、ついつい我慢してしまう人。のび太タイプ
3.気持ちを隠して、密かに相手をコントロールするような作為的な行為にでる人。スネオタイプ
などにタイプがわかれるかもしれませんね。あなたは、どんなパターンで相手に接しがちですか?
上記はどれも、良い人間関係を構築するにも、難しいパターンといえますよね。
そこで登場するのが、アサーションです。
アサーションのポイントは
1.誠実(自分の気持ちに素直である)
2.率直(前置きが長くならないように。第三者に伝言のように伝えてもらうのではなく自分で伝える)
3.対等(相手を見下したり、自分を卑下した態度で話し合いをしない)
4.自己責任(言わなかったことを選んだことも、言うことを選んだことも、その行動の結果も全部自分の責任として納得する)
などなどです。
これらのポイントをふまえ
事実(客観的な事実のみ)
↓
感情(こんなことで困っている等自分の気持ち)
↓
要求(こうしてほしいなという要求)
↓
結果(相手が受け入れてくれる場合、そうでない場合の結果を伝え選択権を相手に与える)
事実「昨日、お兄ちゃんのCDの音が響いて、なかなか寝付けなかったの。」
↓
感情「寝れないと、次の日朝が起きるのが辛くって、学校でもボーとしちゃうんだ。」
↓
要求「夜9時を過ぎたら、少しボリュームを下げ聞いてもらってもいいかな?」
↓
結果
相手が「YES」の場合「ありがとう。ぐっすり眠れるから、助かるよ。」
相手が「NO」の場合「じゃあ、9時以降はヘッドフォンを付け聞えるかな?」と再提案もできる。
けんか腰にならず、卑屈にならず、お互い対等に気持ちを伝えるのがポイントです。
さらに言いにくい注意などは、
「言いにくいんだけど、聞いてもらってもいい?」と許可をとったり、
「私も、ちゃんと具体的に伝えてなかったから、いけないんだけど…。」など、
相手の不手際を注意するまでに、自分が招いてしまった責任について自己開示してから話すのもポイントです。
相手も自分も気持ちよく伝えることがアサーションです。
「YES」は誰でも言えます。いかに「NO」を上手に、スマートにお伝えできるかで、一流かどうかが決まります。
「Photo by.空色地図」
p.s
あなたは上手に「NO」が伝えられますか?