心にしみる詩
2008年01月06日
だんだん、おばあちゃんになってきたのか、涙もろくなってきました…。
そんななか、読むだけで涙のでてくる詩を見つけました。
神の慮り(おもんばかり)-意訳;上渡良平
大きなことを成し遂げるために、力を与えてほしいと
神にもとめたのに、
謙虚さを学ぶようにと弱さを授かった。
より偉大なことができるようにと、健康をもとめたのに、
より良きことができるように、病弱な身体を授かった。
幸せになろうとして、富を求めたのに
賢明であるように、貧困を授かった。
世の中の人々の賞賛を得ようとして、権力をもとめたのに、
得意にならぬようにと、失敗を授かった。
求めたものは一つとして与えられなかったが、
願いはすべて聞き届けられていた。
言葉であらわされていない祈りがかなえられたのだ。
ああ、私はあらゆる人のなかで
もっとも豊かに祝福されていたのだ。
私たちはいつも、自分の意識という小さな空間で想いを巡らせています。
しかし、神の采配はもっと、もっと大きな宇宙でなされている。
浅はかに、望んだ願いはかなえられず。
深い所に眠る、自分でも気づかない、無意識のもとめる大切なものに、
宇宙はおもむきをおいて、それを叶えるために動いているんですね。
「Photo by.空色地図」
p.s
願いが叶わなかったとき、あなたは最も祝福されています。