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別れの儀式

今日、友人のお母様のお通夜に行きました。

何人かの友人とともに、お母様を亡くしたばかりなのに、気丈に準備をし、弔問客に対応する友人と少し、話しをしました。

「まだ、夢をみているようで、実感がない…。」

と話す友人。

人生には、誰しも突然の別れがあります。

そして、お通夜、お葬式、初七日、四十九日と様々な故人を偲ぶ儀式とともに、私たちは、自分の気持ちに整理を付けて行きます。

その為に、儀式というのは、とても重要だと改めて思いました。

自然はいつも変化しています。

さなぎは必ず蝶になり、川はながれ、春に咲くさくらは、雨とともに散り、冬には死んだように裸の木となっています。

そして、命あるものは、いつか死をむかえます。

変化する事が、自然で、留まり続けるのは不自然です。

でも、高度な精神活動を持つ人間だけは、自然が変化をうけいれるようには、現状を受け入れられません。

だから、いくつもの儀式をしながら、現実、変化を受け入れていきます。

失恋をして紙を切るというのも、一つの恋を終わらし、次の恋へと向かう儀式です。

過去にいきることはできない。

私たちの人生はいつも、“今、ここ”にあります。

そして、“今、ここ”に生きる為に、昨日までの過去にお別れを告げる儀式が必要です。

そして、「あの人に、生きているあいだに、もっとこうすればよかった…。」

「もっと、優しい言葉をかければよかった…。」

とか後悔しないように、今、目の前にいる大切な人を、そして自分を大切に幸せにしていくことが“今を生きる”人に一番大切なことではないかと感じています。

そんな、大切な事を、故人の旅立ち、死を前にしながら、私たちは考えるのかもしれません。

死んでから大切にするのではなく、今、目の前の人を大切にする。

死ぬ間際ではなく、普段から、人に感謝の言葉を伝えて行く。

そんな、今を大切にする生き方を私たちは、もっと大切にしなくてはいけないのかもしれません。

「Photo by.空色地図」

p.s

あなたは、今を大切に生きていますか?

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