安心感ってどうやって生まれるの?
2005年07月20日
人は自分と同じ要素をもつ人を見ると安心するって知ってますか?
『え~。知らない~。ホントに?』って思いました?
はじめて、聞く方は驚きますよね。(例えば同じタイプのビジアルの人・同じ速度の話し方の人・しぐさが似ている人など)ではなぜ、自分と同じ要素をもつ人を見ると安心するのでしょう?
それは、私たち人類が生き残るために身に付けた脳の記憶に関係します。
ちょっとロマン感じました?
では、その脳の記憶についてお話します。
原始時代に生きた私たちの祖先は、常に危険と背中合わせの生活を送っていました。
たとえば、夜ジャングルの中で見たことのない動物に遭遇したら、運がわるければ、その見たこともない動物にたべられちゃいます。
またある時は、うっかり自分が住み慣れた土地から峠をこえて、別の部族の住む土地に迷い混んでしまったりします。そこで、
その見たこともない部族と鉢合わせしたら、その見たこともない部族に殺されちゃう可能性もありますよね?
自分と違うタイプや、見たことのない人や動物に会うってことは、その時代の人にとっては
まさに生命の危機!!なんです。
だから、その時代の脳の記憶が私たちの本能として今も生きているので、わたしたちは、
見たことのない動物や人を見ると無意識に、危険を感じるのです
だから、逆に人は自分と同じ要素をもつ人を見ると安心するのです。
だから、相手に自分が害のない人間・安心できる存在であるって伝えるために、相手と同じ要素を取り入れると安心感が生まれて、コミュニケーションとりやすいですよね。